つぼや履物店店主 郷土史家 益田啓三著
実在する相良家37代当主、相良頼綱の生涯を描く小説作品です。
全216ページ。
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庶民に「綱さま」と呼ばれて親しまれていた。
明治生まれの頼綱は元侯爵。学習院に学び、戦後に人吉に戻った。
一緒に暮らす女性に饅頭屋を開かせ「饅頭(まんじゅう)屋の殿さん」としても知られている。
元藩主という逃れられない運命の中で、一人の人間として生きようとした頼綱の姿を描く。
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2020年1月から執筆を開始し、本来は7月に上梓の予定でしたが、7月の熊本豪雨による球磨川氾濫により自宅が全壊。
小説のデータ・執筆資料がすべて消失しましたが、同じく被害を受けた出版社側に奇跡的にデータが生き残っておりました。
落ち込む自分の心に刺激を与えたいと、この様な状況の中で敢えて出版を決意し、本が完成しました。
是非お手に取っていただければ幸いです。
※料金は定価+通販手数料を含んでいます。